リハビリ人生

知り合いに「アケスケなブログ」って言われました。あけみって名前のスケバン?って思ってたら赤裸々って意味でした。

生徒会長は動かない

人の言葉には裏側がある。

自分を強く見せかけるために棘のついた言葉の鎧を背負い、体当りして人を傷つけ自分を守る人もいる。「言霊」なんてものはあるが、本当に心がこもって発せられた言葉なんて、実は全然ないのかもしれない。

また、裏側があることに発した自分ですら気づいてない場合もあるのではないだろうか。


今回は話が高校生に遡る。
いつか生徒会だった時のエピソードをブログに書いた。

 

sobameshi5.hatenablog.com

 

今日話すのはこの記事で書いたメガネの中の一人、生徒会長になったメガネの話だ。


会長は真面目で良い奴だが、少し頑固でいつも何かをやらかしていた。
高校生男子としては珍しくDREAMS COME TRUEをこよなく愛し、当時のメアドにもDREAMS COME TRUEをガッツリ入れていた。おっちょこちょいなのか、ドリカムが22周年だった時「ドリカムが22周年になったのでメアドを変えます。メアドDREAMSCOME TRUE21....」というメールを送ってすぐ、「すいません22周年なのに21になってました。メアドDREAMS COME TRUE22...」という訂正メールを送ってきた。その時ほど心底どうでもいいと思ったことは無かった。ドリカムの名前を入れてるからなのか、女だと勘違いされてる迷惑メールがハチャメチャにきていた。キムタクから求婚されていた。


「梅くらげ(私の苗字仮)さん、俺は幸せになるための術を見つけた。」

彼女いない歴年齢の会長は、数少ない異性の友達である私(私も同じく異性の友達は少ない)にこう話しかけた。
訝しげに何よと聞くと彼は答えた。

「無欲。これが全てだ」

彼の理論では欲を持つと人は滅びてしまうらしい。人を好きになってしまうから傷つくし、誰かと付き合いたいと思わなかったら誰かと付き合いたいと思わなくて済む、と言っていた。

今まさに童貞の生きた語録が記憶に植え付けられているのだなと私は思いながら、彼の話に付き合っていた。

多くを求めない、小さなことに喜びを覚える。
そんな彼が今一番幸せを感じる瞬間は、「金魚のエサやり」らしかった。ジジイの生活はやめろ。

 

そんな平和な生徒会にある日、事件が起きた。

 

「パソコンがねぇ!!!!!!!!!!」

 

会長の大声が部屋に響き渡った。
生徒会は生徒に向けた会議の議事録も、先生に提出する企画書類も全てパソコンで製作しており、パソコンがないと活動がその日の困難になることもある。日は生徒会が最も忙しい文化祭近く。
会長は困ったことがあるとすぐパニックに陥るので、落ち着いている方の会計のメガネがなだめにかかった。

「どいつだ〜〜!!!!!やすこ〜!かなえ〜!こうき〜!あまね君か〜!?!?」

誰だ。
と思ったら全員生徒会の顧問だった。
いきなり生徒会顧問全員の名前を下の名前で呼び出すボケをしてきたので、「なんだ焦ってるけどコイツわりと余裕あるな」と思った。会長のボケは特に面白くはない。


ただ、事件は重なった。
生徒会棟の階段から、聞きなれない華やかな声がしてきた。

「重た〜〜〜!!!」
「マジこれだるいわ!」

生徒会室を通り抜け奥の倉庫へ向かう彼女たちのスカートは赤色でヒラヒラと短かった。
正体はチアガール部だった。


「おいおいおいおいおい!どうなってるどうなってる!」


突然教室の真ん中でスクールカースト圧倒的最上級の生活を送っている顔のいい同級生女子たちが現れたことに、驚きと動揺を隠せない生徒会男子たち。

緊急事態に見かねた会長は生徒会室から職員室に繋がっている内線電話で顧問のあまね君に電話していた。

「先生!?!?大量のチアガール部がこっちに向かってるんですが一体どういうことですか!?!?!」

ゾンビが来てるからなんとかしてくれみたいな言い草で会長はあまね君に詰め寄る。
あとパソコンの件はどこにいったんだ。
まずは活動に支障をきたす方を聞いてくれ。


電話を切った会長はあまね君から聞いた話を私たちに教えてくれた。チアガール部の部室が改装工事のため1ヶ月ほど生徒会棟の奥を使うことになり、今は移動のため活動するための道具を運んでる最中らしい。

確かに倉庫の中は広い。チア部が活動することのできる程度の広さはある。しかし、そのためには倉庫内の使わなくなった生徒会の備品という名のゴミたちを移動する必要があった。


チアガール部たちは自分たちの荷物を運び終え、生徒会顧問と兼任しているチア部の顧問が物品の移動の指導をしていた。
ヒラヒラとしたスカートで重いものを持って階段を降りているチア部たち。

生徒会メガネたちは腰をあげ、チア部を手伝いに行こうとした。その時、


「待て」

生徒会長からのストップがかかった。


「手伝うな。手伝ったら負けだ。」


会長の目は闘志に燃えていた。この状況で彼はなにと戦っているのか私には検討もつかず、「でも男手を考えたら手伝いに行った方がいんじゃないの?」と提案した。


「いや、ここで手伝ったら男がすたる。」


逆では?
手伝う方が絶対にカッコいいよ!絶対にカッコいいよ会長!
というかパソコンないし今やることそんな進められないから行ってもいいだろ絶対。

それでも動かなかった。
会長は動かなかった。

会長の「手伝うな」という言葉。
言葉の裏には何かがある。


うちの学校の文化祭はほとんど全て生徒会が運営していた。準備は半年前から始め、休日も準備に費やし、文化祭前日は全員学校に泊まってやることをしていた。
そんな中、一番文化祭での注目が集まるのはチアガールの舞台であった。チアガールが足をひとあげするだけで男たちのお祭り騒ぎである。
生徒会は足を交互に前に出しバタバタと動いていても特に何にも言われない。
むしろ「あれやれこれやれ」と各委員に指示するので嫌われるばかり。
汗水垂らした文化祭は、生徒の笑顔で幕を閉じる。


「皆に文化祭を楽しんでほしい」

その一心で作り上げる私たちと、華やかに踊るチアガール。

「手伝わない」という言葉の裏側。
「俺たちの青春は俺たちが守る」
誰よりも頑固な会長の、意地があったのかもしれない。


童貞メガネたちは、皆会長の言うことを聞いていた。
しかし、そんな中一人のメガネが立ち上がり、部屋から出ようとした。

副会長である。

会長は副会長の手を思わず掴み、言った。

「お前・・・もしかして手伝いに行こうって言うのか!」

副会長は振り向かない。
無言が彼の肯定なのだろうか。

誰よりも近くで苦楽を共にしてきた副会長。
自分を推薦し、全員の前で応援演説さえしてくれた副会長。雨の日も風の日も、2人は生徒会のために頑張ってきた。

そんな2人が敵同士になる日がくるなど、誰が考えただろうか、いや誰も思いはしなかっただろう!


会長は手を離した。かつて自分を応援した彼は、今はチアガールを応援しようとしている。ここからは違う生き方か。


すると、無言を貫いていた副会長はまっすぐと会長を見据えて言った。


「困ってる女の子が目の前にいたら・・・助けるのが普通だろ」


会長は膝から崩れ落ち、絞り出すような声で言った。


「その通りだ・・・・・・っ!!!!」

 

 

 

その後普通に全員で倉庫の掃除を手伝った。
無欲を掲げた生徒会長は、ほぼ初会話のチア部の前で、照れくさそうにコミュニケーションを取っていた。

実は誰も敵なんてそこにはいなかった。
言葉の裏なんて気にしない、楽しい時間がそこにあった。
困ってるところに手を差し伸べられて、距離が近くなったチアガールたち。
彼女たちは会長に意気揚々と話しかける。

 

「会長この前体育の時、体操ズボン後ろ前逆に履いてたよね!?!?ウケる」


会長は黙って下を向き、黙ったまま古くなった看板に手をかけた。

ロックのスペルは


簡単な英単語というのはいつまでも記憶に残っている。

高校は地方の進学校に通っており、小テストで合格しないと延々と呼び出される地獄のループがあったので、すれ違う人々が死んだ顔で英単語帳を開いているという光景がよく広がっていた。
私は苦手な英単語のとなりには星マークが付ける習慣をつけていた。赤シートで何度消しても脳裏に浮かんでこない苦手な単語のページには宇宙かと思うくらい燦然と無数の星が輝いていた。

高校を卒業して英語に触れる機会が減り、難しい英単語はだいぶ頭から飛んでしまったものの、簡単な英単語は間違えることは無かった。

この間、母親とそんな英単語の話になった。
ブラジャーを忘れた友人のために、教科書の間に自分のブラジャーを挟んで麻薬取引のようにこっそり貸すという高校時代を送った母親。
「お母さん結構英単語は覚えてたよ」と自信ありげに語る。

「やっぱりああいうのは普通に覚えててもしょうがないんよ。独自のやり方で覚えないと!」

単語帳に星マークをつけて宇宙を作る独自のやり方を展開していた私は、自分の母親がどんなやり方で英単語を覚えてるのか気になった。

母親は覚え方の例でteacherをだした。

え?
teacher?先生?
teacherに覚えるもクソもなくない?
そう思って、不思議そうに見ていたら母親はドヤ顔で私に言った。

 

「teacherの綴りは
てあしひえるで覚えます」

 

「てあしひえる!?!?!?!?」

 

「TE(て)・A(あ)・C(しー)・H(ひ←?)・E(え)・R(る)
てあしひえる」

 

お・も・て・な・し
おもてなし
みたいに言うな。

 

母親は英単語を語呂で覚えていた。しかも初期の初期に出てくるおそらく誰も間違えることのないであろうレベルの英単語だった。
先生くらい間違えずに書いてくれ。

「他にもあるよ」

ほかもこのレベルの覚え方が続くんだろうなと思って、私は軽く身構えた。

 

「brotherは
ぶろたひえるで覚えます」

 

「ぶろたって誰!?!?」

 

ひえるはてあしーひえるの活用なので想像はついた。でもぶろたってなんだ。

 

「ぶろたって1回聞いたら忘れんでしょ!だからええんよ!ぶろたひえるで!」

 

母はハチャメチャに適当だった。

語呂の意味を分かっていない。意味のある言葉だから語呂が成り立つのに、もはや面白い語感を並べているにすぎなかった。というかぶろたの語感を覚えれるならbrotherのまま覚えろ。

どう考えても恥ずかしすぎるエピソードなのに母親はメチャクチャ自信満々な態度をとっていた。どうしてそんなにぶろたに自信をもてるのだろう。

私は馬鹿馬鹿しかった。
宇宙をたくさん作っていたあの高校時代は何だったのだろうか。
母親は馬鹿げた語呂を量産し、正確にぶろたひえるが書けていた。

それならそれでいいのかもしれない。
生み出した結果より、たくさん勉強した過去の自分が、次頑張る自分を作るのだと思う。

ぶろたの努力は無駄ではないのかもしれない。

 

 

 


ここからは、頭を使わずにお読みください。

 

TOKIOファンを12年ほどやっているので、今回、色々あったため、自分の気持ちを落ち着けるためにも、ある画像を作ってTwitterでツイートしました。

 

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え?

 

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いやいや大丈夫でしょ!

こんなツイート別に誰に見られるわけでもないし大丈夫大丈夫!ちょっとね!ちょっとミスしただけだから!誰にだってあるよちょいミス!ちょいミススルーしてこー!

 

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ええええええええ

メチャクチャ拡散されてる!?

 

ここぞという時にみんなで協力してTOKIOを盛り上げよう!うん!そうだね!私のスペルミスを見ながらみんなでTOKIOを応援しよう!

 

いやいやでもね・・・

気づかないから誰も。私のスペルミスなんて誰も気付きはしないから大丈夫よ。

私のスペルミスより大事な問題が今死ぬほどあるんだからさ。

 

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ガッツリ見てんね〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!

(マジでこういう引用RTがきました。ありがとっちです!ヒュウ!たすかる〜〜〜!)

 

しかも指摘されたのはLOCKバンドとデカデカと書いた方じゃなくて、紹介したTOKIOの曲名の方のスペルミスだね!!!!!そうね!!!!そっちの方が間違えると問題だよね!!!ね!!ね!!

 

ぶろた〜〜〜〜〜〜〜!!!

馬鹿にしてごめんぶろた〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!

馬鹿は俺だ〜〜〜〜〜〜〜!!!

 

うわあああああああぁぁぁああああぁぁぁ

 

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え?

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あ、ごめんごめんL!私が悪かったよ!言いすぎたよ!お前は何も悪くないよ!

むしろカクカクッてなっててすっげークールだよ!私はRよりLの方がロックだと思うナ!

 

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ねぇ!!!L!!!!

戻っておいでよ!!!視力検査みたいになってるから!!!!!!

視力検査しないで〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!

ねぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!

 

 

 

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あーあ・・・・・・・・・

 

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ん?

 

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もしかしてこれ

 

 

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おしっこだ~〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

 

 

みなさん恥をかくことのないよう、英単語を勉強出来るその時間を大切に大切にしましょうね。

 

私はロックのスペルがRであろうとLであろうと、TOKIOが5人であろうと4人であろうとTOKIOをこれからも応援しております。

どんくさの血統


私はかなりどんくさい。

足は遅い。
体力がこれでもかというほどない。
走り方も歩き方も変だ。
何もないところで転げまくる。

思春期、運動神経は母親側から遺伝すると知り、この呪われた血筋を自分の代で止めることが出来ないことを察した私は絶望感に苛まれた。
運動神経が良かったら私の人生の幸福度はどれくらい上がっただろうと学生の時何度も思った。
また、気が強そうな見た目をしているのか、絶対に「バスケ部?」と聞かれ体力測定の時には期待の眼差しで見られるのだが、こちとら「明日」を「希望」と読むような背筋が凍るポエムを延々と書き連ねていた文芸部である。50メートル走で、「手加減してね〜」と言ってきた隣の子の背中がどんどん遠くなっていく様を、遅い足をバタバタさせながら私は追いかけていた。そこに希望などなかった。

今日のブログはそんなどんくさい私のある日の下校の話である。


私が通っていた学校は山の上にあり、帰る時は大きな坂を自転車で乗って降っていくような所だった。坂の途中に大きな池がありそこに、学校に嫌気がさした生徒が教科書を投げ入れてるとか、池のヌシがその学生の鬱憤の塊を食べて巨大化してるとかいう噂も聞いた。

坂は急角で池をなぞって急カーブする構成になっている。私は自転車でスピードを出してくだっていくのが怖くていつもブレーキを踏みながらくだっていた。

しかし、その日は雨だった。


「キキキキキーーー!!!!!
ガシャーーーーン!!!!!!!」

何もないところで転げる天才こと私にとって、雨の日の急カーブで転げるなど笑止千万。そう。転げたのである。なんの面白みもない。こうなるだろうなと思ったタイミングでその通りにやり遂げる女。

私は自転車から落ち、顔が道路に激突した。
一瞬パニックになったが、「こんな恥ずかしい所同級生に見られてはならない」と震える身体を起こし、とっさに違和感を感じた口元に手をやった。


血が。
血が出ている。


口から血が出ていることに気がついた。鏡を持っていなかったのでどう傷が付いていたのか分からなかったが、私の口から血が出ていた。そのことは私をパニックの渦に引き込むには充分だった。

パニックどんくさ流血少女は考えた。
そして、「とりあえずこの口から流血している姿を同級生に見られるわけにはいかない。」という結論に落ち着いた。
「4組の梅くらげは下校時には口が裂けてるらしい」という噂が広まろうものなら、私のときめきスクールライフは終わりを遂げる。高校3年間処女のまま終わりを遂げる。(なお高校3年間処女のまま終わりを遂げた)

「どうにかしてこの口裂け流血状態をなんとかせねば!」と思った結果私が生み出したのはこれだった。


ティッシュを噛みしめながら家に帰る。


ティッシュは私の口裂けから流れる血液を吸収し、口元から垂れ流れるのを抑えてくれると考えたのだった。
実際やってみたら、口内に異物が入ってきたことによる嫌悪感で歯磨きをしながら嗚咽音を出すジジイのモノマネをしてしまったが、誰にも見られなかったので、「4組の嗚咽ジジイ」の異名を唱えられることはなかった。


ティッシュを噛みしめ時々嗚咽ジジイになりながら、必死で家に帰った。
雨の中、自転車を漕ぎながらカッパはなんの意味もない。ごうごうと降りしきる雨は、少女をびしょ濡れにした。

視界が悪く、血塗れのティッシュを食ってるので脳の回転も衰え、何回もこけそうになった。
道中に突如現れる地面からニョキニョキ生えてる車止めの石にドゥンッてぶつかったりもした。
あれなんの為にあるんだ。こんなところに車なんて通らんだろ。
血塗れのティッシュ食ってる口裂けの処女がドゥンッてなることを予想出来なかったのか。予想しろ。口裂けのどんくさ処女がこの街にいることを。


口から血は止まらないし、疲労でいっぱいだし、雨でびしょ濡れでいつもなら40分で帰れる所が帰宅に1時間以上かかってしまった。
携帯を持っていなかったため連絡出来ず、門限に厳しい母親に怒られることも予想したが、正直に今日あったことを話そうと思った。

私はどんくさい。
どんくさい私の人生をせめて母親に肯定して欲しいと思った。


家の扉を開けると、何か言いたげに母親が近寄ってきた。


「・・・ヒャッ」

私の顔を見た瞬間母親は小さく悲鳴をあげた。
そして、私に向かっておそるおそる言葉を発した。


「・・・な、生肉?」


予想だにしなかったワードが入ってきた。
生肉がなんだ。びしょ濡れの娘が帰ってきて他に何かないのか。母親は何も答えない私に続けて聞く。


「なんで生肉食ってんの・・・?」


そこで察した。
母親は私の口から出ている血塗れのティッシュを生肉だと思っていた。

雨の日に生肉食いながら帰宅するって一体なんだ。

平成の日本のどこにそんな野性的な女子高生がいるんだ。
ひと狩り行こうぜじゃないんだ。これは血を吸収したティッシュだ。

 

「にゃ、にゃまにくひゃにゃい・・・・・・・・・」

 

私は傷の痛みと口の中のにゃまにくで喋ることが出来なかった。
事態を察した母親は転げ回って大爆笑していた。

 

「生肉かと思ったwwwwwwwwゲラゲラゲラゲラ!!!!!!!!! なんで生肉食ってんのwwwwwwwwゲラゲラゲラゲラwwww」

「にゃまにくひゃにゃい・・・・・・・・・にゃまにくひゃにゃい・・・・・・・・・」


私はホロホロと涙を流しながら生肉を噛み締めた。

次の日、私が生肉を噛みながら血まみれで家に帰ってきた話は親戚中に広まっていた。


呪われた血筋は延々と続いていく。

ティッシュに染み込んだどんくさい私の血も受け継がれ、また新しいティッシュへと染み込んでいく。

自分の人生は自分で受け入れていくしかない。そして、いつか生まれてくるわが子の人生も、受け入れさせるしかないのだ。

生肉に笑い転げた母親は、星雲のコマーシャルを歌いながら陽気に風呂に入っている。

 

 

開け放て!セクハラの扉!


突然のセクハラは笑ってしまう。

 

最近セクハラが話題になっている。

実際にセクハラに悩んでいる人もいるし、私がそれについて意見をどうこう言う訳では無いのだが、今日は個人的な経験からくる話である。


大学の時に働いていたバイト先のラーメン屋の店長は、ヤンキーあがりのガテン系みたいな見た目をしていた。
店にやって来る知り合いも大抵皆いかつかったし、矢沢永吉に憧れてるのか知らんけど控え室の壁に矢沢永吉の写真が押しピンで乱雑に止められていた。


店長は普段店で働くことはなく、大元の会社にいることが多いのだが、深夜3時営業時間が終わって片付けをしているあたりにダル絡みをしによくやって来た。

ここで皆さんに問う。深夜3時まで飲食店で働いたバイトたちにかける労いの言葉とは一体なんであろうか?
「お疲れ様!」とか「今日は忙しかった?」とか普通そんな感じじゃなかろうか。
飲み屋街に位置するラーメン屋で、酔っ払いの相手をたくさんこなし、わたしは疲労感でいっぱいだった。そんななか、労ってくれる人の言葉が欲しいと思うのは当たり前の心理だろう。


ガラガラッ

 

勢いよく扉が空いた瞬間、店長の姿が見える。
私は店長からの労いの言葉を待つ。


「〇〇ーーー!(わたしの名前)
何円払ったらクンニさせてくれる!?!」

 

え?おつクンニさま?

信じられない文言が耳に入ってきたけど、おつクンニさまってこと?お疲れ様って文字で書くとお疲れ様だけど正しい発音は「おつクンニさま」だったりするってこと?


「2000円!?」


いやほんで安いな。
いや知らんけど。クンニの相場を知らんけど。市場でどのくらいの値段でクンニの取引がなされてるのか知らんけど。


その時の私はというと、爆笑してしまっていた。
発言としては完全に最悪の部類だし、最悪のセクハラである。
しかし、そんな気持ちの悪いセクハラも言い方によって印象が変わってくるのだなということを知った。


行き場を失った手がおそるおそる、二の腕にきてチョンッて指先でつつかれて「おまたを舐めてもいいですか」ってヌメヌメと聞かれるよりは、パーンッ!と扉を開け放った瞬間「クンニさせてー!!!!!!!!!」って言われた方が清々しい。清々しいし、いざされるとメチャクチャ笑ってしまう。清々しくセクハラされると笑う。


何事も正々堂々向かっていくのがいいのかもしれない。恐る恐る胸の奥から出したドロドロとした欲求は、いざ形に現れると気持ち悪く思われてしまいがちだ。だからこそ勢いよく出して見た方がもしかしたら健全なコミュニケーションが取れるのかもしれない。

 

開け放て!セクハラの扉!そこにこそ誰も傷つかない世界があるかもしれない!


店長はその後も扉を勢いよく開けながら「おい〇〇(わたしの名前)!セックスさせろ!!!」と入ってきた。
いいぞいいぞ!そのまま突き進め店長!と、私は応援していた。

 

 

その後店長は正々堂々と別のバイトの女を抱いて、奥さんにバレて大変なことになっていた。

 

おつクンニさまです。

 

 

編集後記:

この記事に書いてあることは全部間違いです。正々堂々とセクハラするのはやめましょう。

あと、安田大サーカスのクロちゃんによると、3時間クンニを続けるとクンニーズハイになって舐めているのが当たり前という感覚になるそうです。

クンニーズハイってなに?

娘の乳を笑うな


母親が娘の貧乳を馬鹿にしている。

母親は胸が大きい。母親のカップ数をブログに公表しても私にも読者にもなんのメリットもない(ちなみに自分の胸がないことを延々とブログに書き続けることも私にも読者にもなんのメリットもない)のでわざわざ言わないが、子どもを産んでから大きくなっていったらしい。

そんな母親も子どもの時は胸がまったくなかったらしく高校生の時、次の授業が体育なのにブラジャーのホックがこわれて困っている同じく貧乳の友達のために、自分のブラを外して教科書の間にブラジャーを挟んで友だちに貸してしばらくノーブラで過ごしたという逸話がある。いや、これは貧乳であることを証明するエピソードではなく、ただ、母親が図太い神経を持ち合わせた人間であることを格付けた話か。


痛みを知った人間は、傷ついている人に優しくなれる。その理論で世界は今日も一定の優しさを保っている。
昔は胸が小さかった母親は、貧乳側の気持ちがわかる人間であるはずである。

なのにも関わらず、母親はわたしの胸の小ささを若干馬鹿にしてくる。

私が母親の服を借りて鏡を見ていると、
「あ〜やっぱりその服あんたみたいな胸がちっちゃい子が着るとよー似合うね。いいね、胸が小さくて・・・」
とニヤニヤ笑いながら言ってくる。自分より娘の方が服が似合ってることを認めないために、胸がでかいことでニヤニヤ笑いながら優位に立とうとするな。


昨日は母親と買い物に行った。
下着売り場のコーナーに入ったのでわたしは自分の下着が見たいので、付き合ってほしいと話した。

下着売り場でブラジャーを見ながら母親は「そもそもAとかサイズあるの?Bからじゃない?」と言ってきた。アルファベット何から始まるんだ。青空の下でアルファベットの歌を歌い直せ。Aから始まるだろ。

しかしマジでない。
23年間このカップと向かい合ってきたが、下着売り場におけるAカップの迫害のされ方は凄まじい。

情事の際に男性が服をめくって下着に出会える瞬間は「ふわーお♡」という効果音が出るような可愛くてセクスィな下着が似つかわしいと私も思っている。今夜はいざ決闘ゆかん!勝負あれ!と私の中の猛き者がざわつく時には「勝負下着」なるものも身につけたい。

でもない。
可愛いやつがない。

私はもっとチラリと見えた瞬間に「ふっ今夜は遊んであげる」とブラジャーが頭の中に直接話しかけてくるようなセクシーな奴が欲しいのに、「あっ・・・ドモ・・・こんなん出ちゃいましたけど、どっすか・・・」みたいな自信のなさそうなブラジャーしかAカップにはない。


すると母親が私が見てたところと別のブースから「こんなんあったよ」と持ってきた。

 

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私の頭には悠然と空を泳ぐ一匹の鯉が浮かんだ。

そのブラジャーはセクシーを象徴する真っ赤な色をしているが、細かく色が部分によって変わり、それは魚の鱗を想像させ、出会い頭に「うお(魚)〜」と驚きたくなる感じだった。ていうか魚だった。鯉のぼりだった。

鯉のぼり柄ってなに?
可愛いの?

勝負下着になる?

服の下から出てきて「よっ!鯉のぼりか!めでたいね!こりゃめでたいついでに、一本まぐわらさせていただきますか!」ってなる?

「これ・・・いいじゃん。可愛いじゃん」

母親はニヤニヤわろとる。

「いや、これ鯉のぼりじゃん。」

私が突っ込むと母親が下着売り場で響くくらい噴き出していた。

「こwwwwいwwwwのwwwwぼwwwwりwwww」

どうやら鯉のぼりだと思って持ってきていた訳ではなかったらしい。しかし、この笑いよう、元々「おもろいもん見っけたでワレ!」と持ってきたものが娘によって的確に表現されたことに大爆笑している笑いである。
娘の小なる胸におもろいもん付けようとするな。

 

胸に面白いものを付けられそうになったし、その後も「これどう?」と言って小学五年あたりからつけ始めるスポーツブラを持ってくるボケをしつこく繰り返されたので、気分を害し、結局その日はブラジャーを買うのをやめた。今度は自分一人で来ることにしようと思った。

 


家に帰ると、母親が少し反省した様子で話しかけてきた。

「悪かったわ。あんたも少しは悩んどるのにな・・・。仕方ない。おっぱいを大きくする方法を教えてあげよう」

わたしは散々ネタにされて拗ねていたし、おっぱいが大きくなる方法なんて散々ネットで調べてるから別に今更聞くことはないと思って、話半分で携帯をいじっていた。

「おっぱいを大きくするためにはね、
自分の肉に話しかけるんよ」

自分の肉に話しかける。

いかなるまとめサイトにも載っていなかった項目が登場し、動揺を隠せない。
どういうこと?

「あんた、細く見えるけどわりと肉がガッツリめについとるじゃろ?」


言うな言うな。
おっぱいも小さいうえに、そこそこお腹も出ていることを言うな。

「風呂上がり、その肉たちをおっぱいの方向に寄せ集めます。お腹の肉も、脇下の肉も。ほんで話しかけるんよ。
お前もおっぱいだよ
って」

完全に馬鹿にしている。完全に馬鹿にしているはずなのだが、なぜか妙に真剣な目をして私に話しかけている母親。
いや、私に話しかけているのではない。
シュミレーションとはいえ、そこには贅肉という名の我が子をあやす母親の姿が見えた。

 

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「よしよし・・・気づいてなかったとおもうけど、おまえもおっぱいだよ〜」

「ほぉら元の場所におかえり〜」

「ほらおまえもゆけ〜」

「ほらほら〜」

 

贅肉を寄せ集めながらおっぱいに話しかける母親には母性が溢れていた。

使命を与えられた贅肉たちは一斉に産声をあげながら母の元へと向かっていく。おっぱいとは母なる大地のことなのかもしれない。
そこに向かっていく贅肉たちは、おっぱいになるべくして生まれてきた肉たち。

 

「いや、絶対うそじゃん」

 

母親の真剣な眼差しに騙されそうになるが、ここは今までの馬鹿にされ方を知っているので、冷静な判断でいく私。

 

「いや、ほんとうだし。毎日私話しかけることでカップ数2つ分あがったし」

 

ぜってー嘘。

しかし、高校時代胸が小さかった母親はいまでは大きいことを考えると、妊娠を経験した以外にも大きくなった要因があったと考えられるではないか。

母親が言っていることが確かであれば、私にもまだおっぱいが大きくなるチャンスがあるのかもしれない。

 

今まで馬鹿にしてきた分、最後くらいは本当のことを言って娘を勇気づけているのだとしたら・・・?

今まで馬鹿にしてきたのは、私がそれをエネルギーに変えて、バストアップの努力を図っていくためだったとしたら・・・?

 

 

お母さん・・・

もしかして、最初から貧乳を馬鹿になんて・・・

 


贅肉に話しかける奇天烈な母親。しかし、妙な説得力を身に纏う母親。とりあえずその場は「ふーん」という適当な相槌で乗り切った。

 

 

 

 

その日の夜、お風呂上がりにこっそりお腹の肉を寄せながら「おまえもおっぱいだよ〜」って言っているところを母親に見られて大爆笑された。


母親は今日も娘の貧乳を馬鹿にしている。

 

夢の作り方

「夢女子」という言葉がある。

自分の好きなものに熱を入れて追いかけるにも追いかけ方があって、その夢女子たちはいわゆる「自分が恋人になることを夢見」ていたり、異性として相手のことを意識してしまっていたりもする。

今から夢女子辛いあるあるをいくつか羅列していく。

①生身の推しに一生会えない
これは自分のいる次元より一つ下の次元の相手を好きになった場合である。次元が一つ下なので肌に触れることも直接話すことも叶わない。しかし、創作の上では自分と相手を引き合せ、肌を合わせることも可能!そう!ペンさえあればね。

②好きになった相手が死ぬ。
二次元の物語上、展開によっては推しが死ぬという最悪の展開も余儀なくされる。しかし、創作の上では推しに永遠の命を与え、自分との物語を続けていくことも可能!そう!ペンさえあればね。


と、まあ以上のことは二次元のキャラクターの夢女子になったら、という話であったが、私はどっちかというと、次元が同じ人を好きになる夢女子の方が辛いことが多いと思っている。

③ライブやイベントで推しに会えるので、何かしらの勘違いを起こす
次元が同じなので相手は自分と同じ時を送っている。そのため、ライブやイベントに出向くことで生身の推しを目にする機会が多い。そのため、「自分の推しが自分と同じ空間で息をしている」という事実から発展して「頑張れば相手の人生に自分も干渉出来るのでは?」という錯覚を起こす。この錯覚が様々な勘違いや災いを引き起こすのだが結果的にこのようなことが起きる。

④推しが結婚or彼女ができて絶望の淵に落とされる
これが三次元夢女子の最終的な行き着く先である。
好きになった相手の幸せを願い、相手のより良い人生応援していると思っていたら、いつの間にかその中に勝手に自分を入れ込み、「相手が自分の知らないところで勝手に幸せになっている」という事実に耐えきれない悲しみを抱いてしまうのである。

自分が推しの人生に影響を及ぼすかもしれないという0に近い可能性に希望を見出したり、推しが自分の人生(彼女や結婚相手)よりも自分たちファンを優先してくれるんじゃないかという自分勝手な望みを抱いたり、

自分でも無理だと分かっているのにも関わらず心のどこかで希望を隠しきれないのが夢女子なのである。


今では私は夢女子は卒業している(つもり)。

夢女子が世界一悲しい職業であることは身をもって知っているから。
某農業系アイドルグループのボーカルのことが本気で好きだった中学時代に熱愛報道が出て、私は散々泣いて立ち直れなかった。

もうあれ以来、こんな思いをするのは嫌だなと思っている。だから、自分の中の夢女子的な思考に蓋をしているけど、今でも追いかけたい人が出来ると、その人が既婚であることにどうにも出来ないやるせなさを覚えたり、彼女が出来たどうこうに一喜一憂する自分が少しいたりもする。
普段は表に出ることのない、大人になれない自分の弱い部分なのでそれは許してやってもいる。


ところで今日、声優の羽多野渉さんの結婚発表がニュースで流れた。
その時思い出したのは、自分の大好きな友達のことだった。
前に秘書の記事でも書いたダイナマイトスケベのOちゃんである。
Oちゃんは、部屋に何枚もの羽多野渉のポスターを貼り、羽多野渉のために何万ものお金を費やし地方から何度もライブに出向き、ファン一同のスタンド花を差し入れし、熱心にファンを続けていた。

Oちゃんが羽多野渉の夢女子をしていると明言をしたことはなかったけれど、少なくとも追いかけているファンとして、何かしらのショックは受けているのかもしれないと思い、連絡を取ってみた。

そこで返ってきたOちゃんの返答がこちら。

「皆が羽多野渉結婚で心配してくれてるみたいだけど、私は30歳を超えた声優は全員既婚者だと思ってるのと、羽多野さんの独り身エピソードに無理があったので、既婚者だと思ってたのでダメージ少ない」

なんて達観してるんだOちゃん。
もう既に推しが結婚しているという事実に対して覚悟が完全に出来ていたらしい。

「唯一の後悔はスタンド花をもっと豪華にしておけばよかった」

私はOちゃんの漢気にしてやられた。息を巻いた。

Oちゃんは続けてこう語った。


「ライブとかイベントはお互い彼氏彼女旦那嫁がいるいないとかじゃなくて、そのとき1番楽しんでるのが自分と羽多野渉ってだけでも、その空間は最高なものになるんだよ」

文字を辿りながら、自分が言えなかった正解を見た気がした。
そこには、夢女子やファンを超越した愛があった。
オタ活のしすぎで、クレジットの使い方を上司にまで指導されているOちゃん。
祖父が有名なスポーツマンであるOちゃんの背中は、どこまでも広く私の目の前にズンッと立ちはだかり、捕まることさえできそうにないなと思った。


何が正しい追いかけ方とか、ファンとしてどうあるべきかとか、そういう者は一切なくて、結局追いかけ方は自由だなと今では思っている。

でもOちゃんの考え方は、自分と好きな人が一番幸せであるという共通点を利用した、誰も傷つけることのない思考で、わたしはすごくカッコいいなと思ったのだった。

 

でも、私はもし今後また夢を見るなら、好きな人も、そして私も、誰も傷つけない、そんなやり方で夢を見る女の子になりたいなと思う。

 

 


サイトの入口で、空欄に自分の名前を入力しなくても、まだまだ自分で自分の夢は作れるらしい。

お嬢様は犬にパンティを盗まれる

夢日記をつけてはいけないという話を私は信じている。


毎日起きた時に見た夢を記録することによって、自分の意識の上で夢と現実との境界線があやふやになってしまい、どこまでが夢の話だったか現実だったか分からなくなって発狂してしまうらしい。
いつだったかその話を耳にして、絶対に夢の内容を記録するのはやめようと心に誓っていた。

しかし、今日見た夢はどうにも印象的で忘れることが出来ないので、あえてブログにも留めておきたいと思う。


今日、夢の中で私はオナニーが大好きなお嬢様になっていた。

自分でもまったく意味がわからないが、オナニーが大好きなお嬢様だった。



お嬢様なので住んでいる家はとても大きい。そして、執事があちらこちらに構えていて、いついかなる時もわたしのことを見守っている。
強盗が入ってこないように家中監視カメラが張り巡らされており、四六時中家の様子を伺っている。

この状況で何が起こっているかもう皆さんにお分かりいただけたであろうか。


オナニーが出来ない。

お嬢様はオナニーを自由気ままにすることが出来ないのでございます。
セバスチャンよ。これは死活問題である。
お嬢様は思春期で(そういう設定だった)色んなことがしてみたい年頃。覚えたてのそういうことをしてみとうござるのじゃ。

ということでお嬢様は作戦を企てるのです。
「絶対に人に見られることなく自由にオナニーをしてやるぞ大作戦」である。
もう監視されたオナニーなどしない。私は自由なオナニーを手に入れる。

学校帰り、迎えに来た執事に「今日は用事があるから、どこどこに何時に迎えに来てちょうだい」と言い渡す。
執事の目が離れたら、いそいで河川敷へと向かう。河川敷の橋の下には小さな扉があってそこには人が身を屈めて一人分入れるスペースがある。
狭すぎるとか不衛生だとかそんなことはどうだっていい。お嬢様はオナニーがしたい。!が全てなのだ。
そこに入ることがもうすでにゴールなのである。

監視の目が解け、お嬢様は扉を閉めた。
お嬢様はやっと手に入れた自分の時間を楽しむことが出来る・・・

「ワンワンワンワン!!!!」

すると、どこからともなく犬がやってきて、どうこうして、お嬢様のパンツをくわえて走っていった。

「か、返して〜!!!!私のパンティ返して〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!」

お嬢様は恥ずかしがりながら犬をノーパンで追いかけていった。



という所で目が覚めた。



この先、現実世界で私がノーパンで犬を追いかけてる所を目撃したら、「夢日記をつけるのはもうやめろ」と説いてやってください。