リハビリ人生

知り合いに「あけすけなブログ」と言われました。アケミって名前のスケバンかと思ってたら赤裸々ということらしいです。

秘す必要もないイミのない話

学生時代、色んなバイトをしていた。
その中の一つに「秘書」のバイトがある。

一応業務上の秘密を守らないといけないやらなんやらの誓約があるので、なんの秘書をしていたのかは言えないけど、小さな事務所みたいな所だったとだけ言っておこう。

仲が良かったOちゃんという女の子が、「人が足りてないからお願いしてもいい?」と頼んできたのがキッカケだった。私はその時他にラーメン屋で働いていたのだがラーメン屋は深夜22時からシフト入りで、夜間主の大学に通っている私は昼間の時間はすることが無かったのでOKした。

関係ないけど、Oちゃんは私が出会った女の子の中でベスト3に入るスケベな女の子である。ド巨乳でダイナマイトグラマーガールな彼女は、自分がエロいということを理解しており、エロさを武器にして世を渡っている。その割に働いた金すべてを声優のために注ぎ込むような中国人顔負けの爆買いを繰り返し、クレジットカードの使いすぎで上司に使い方を注意される金銭感覚の狂ったオタクとしての一面もある。

Oちゃんのスケベエピソード、その他諸々の伝説は語りだしたら3時間くらい過ぎてしまうし、おそらく彼女はいつもこのブログを読んでくれている(メチャ優しい)ので書かないが、私はそんなOちゃんが人として死ぬほど好きなので、Oちゃんの頼みには乗らざるを得なかった。


まず、秘書のバイトってどんな格好してるのか。
別に秘書というイメージから連想されるような、胸元をざっくり開けた白いシャツとタイトスカート、みたいな格好はしなくても良いです。Oちゃんがそんな格好したら完全に「爆乳フェロモン秘書ご奉仕60分」というタイトルがつく。(私はつかない)
私が働いていた所は、自由なところだったので、服装に関しては何にも気にせずに行っていた。
あと、勤務形態が、朝から夕方までで拘束時間が長いので、ド寝坊をして朝化粧をする時間がなかった日はそのまま行って昼の休憩中に家に帰って化粧をして現れて、事務所の人に「え?顔変わってない?」とよく言われていた。ほっといてよ。

やっていることはほぼ事務仕事。
会計システムを使って伝票処理とか、メールの受け答えとかそういったことをしていた。
あと、急に無茶振りで一字一句わからん資料渡されて「これpptにしといて」とか言われた時は「何言ってんの?」と思った。
精一杯やったフリして次の日のOちゃんに丸投げした。ごめん。

わたしの直属の上司は、見た目が少し怖くて物言いがとてもハッキリしているオジサンだった。彼と話す時は大抵Oちゃんの話ばかりしていた。「Oさんってお爺さん力士でめちゃくちゃ強いらしいよ」「たぶん吉田沙保里がいなかったらOさんが人類最強」「ケモノ」とかずっとOちゃんが一番強そうに写ってるお気に入りの写真を私に見せながら喋ってた。どんだけOちゃん好きなん。

事務所で2番目に偉い人が、わたしの面倒をずっと見てくれていた。上司のそばに行くと、スネ夫みたいなヘコヘコした喋り方をする調子のいい人だったが、私がパソコンを買ったばっかりという話をしていたら初期設定を全部やってくれたり、とにかく色んなことをしてくれた。

勤務が昼までだった日は車で少し遠いラーメン屋に連れて行ってくれたりもした。

「まだラーメン屋で働いてんのぉ?もう辞めなってぇ」

その人はずっと私がラーメン屋で深夜働いていることを心配してくれていた。

「女の子があんまり夜遅く出歩いちゃダメだよ〜」
「あ、ラーメン屋にこうやって連れてってること、Oちゃんには言わないでね。Oちゃん
はまだあんまり連れていけてないから」

と、とにかく優しくしてくれる。
なんでそんなに優しいんだろと思って聞いてみたら
「昔行ったフィリピンパブの女の子にめちゃくちゃ似てる」
との回答をいただいた。うれしくねぇわ。


今回のブログには特にヤマもオチもイミもはい。

結局経費削減のために、Oちゃんは残って私は辞めなきゃいけなくなったんだけど、大学卒業しても、時々あの日々を思い出す。

このバイトをする前の夏の日、私は「あなたが僕の運命の人です!」と言われて初めて付き合った彼氏に「人生の足枷」というランク激落ちの称号を下されてフられた。(そんなことある?)
まあまあ好きな人だったので「どうする?川でも飛び込む?」という心境の日々を送っていた時に、Oちゃんから誘われて、私は秘書バイトの、そんなに人に話すほどの事でもないへんてこな日々を送ることになった。

特にオチなんてないけど、たぶん何年か後に思い出すのは、こういう思い出なんだと思う。

あの時、Oちゃんに誘われて良かったし、フィリピンパブの女の子に似てて良かったし、あの人とは別れて良かったと思う。

意味がないことなんて、ないのだ。




え?なになに?
Oちゃんが、大勢の男をモノして帝国を作り上げてるって?しかも現在進行形!?


それはまた別のお話。