リハビリ人生

知り合いに「あけすけなブログ」って言われました。アケミって名前のスケバン?って思ってたら赤裸々ということらしいです。

VRのAVを見てきた。

週末に東京に行ってきた。
今回の一番の目的はウェブメディアびっくりセールに行くことである。ウェブメディアびっくりセールとはデイリーポータルZが主催しているイベントで、ウェブで活躍するメディアが一斉に集まり、同人誌や自作のグッズを販売する趣旨のものである。

だが、今回の記事はそのことについてのレポではない。

東京で今流行りのVRを経験してきた。
専用ゴーグルをはめて目の前にさも現実にあるかのような世界が広がるアレである。今回私がやってきたのはその中でもオトナ向けのVR・・・。
VRAVを体験してきた。
なぜVRAVを体験することになったのかというと私が日頃からスケベなことばっかり考えているドスケベ淫乱女だからではない。

私がVRAVをしに行こうと思ったのは
オモコロが配信している最高ラジオでVRAVの話をしていたのがキッカケである。

omocoro.jp


さらに、同じ週にはオモコロ月曜配信のありっちゃありアワーでもVRAVの話をしていた。

omocoro.jp


そしてそして、私が好きなオモコロライターのおおきちさんまでブログでVRAVのレポをあげている始末・・・・・・。

ookichi.hatenablog.com


自分が追いかけている人たちがこぞってVRAVを堪能してるのを見て、空前のVRAVブームが到来していると錯覚したわたしは、いつかやってやろうと決意をした。
さっき日頃からスケベなことばっかり考えているドスケベ淫乱女ではないと言ったけど、「まあオトナの女として少しはこういうのを嗜むのも大事よね?人としての魅力につながるよね?」とか色々言い訳をしながらエロいことに興味を持つ、性のあるある体験隊である自覚はある。
早くVRAVあるあるを言いたい。

そして今回VRAVを見る機会に恵まれた。
そもそも今回東京に行ったのはオモコロも参加するウェブメディアびっくりセールに行くためで、泊まりのために会場がある蒲田の満喫を探していたらたまたまVRAVがあったのだった。
「行くしかない」私はそう思ったのである。




そんなこんなで当日。
夜行バスは朝の7時に新宿に着いた。
ウェブメディアびっくりセールは昼から開場。
夜行バスでお尻に様々なヘイトを抱え、ろくに寝れなかった脳内はこの結論に達する。
「ウェブメディアびっくりセールに行く前にVRAVを見る・・・!」私の意思は固かった。
その意思の赴くまま、私は蒲田駅西口の自遊空間に向かった。
なんかシャンプーの蓋が開いててリュックの中でシャンプーが零れて、チラッと確認するとリュックの中でワンダフルな光景が広がっていたけれど、VRAVの前ではもはやそんなものどうだって良い。むしろリュックからジャスミンの香りがしていい感じじゃん!イェイイェイ!


自遊空間の店員さんは、個室の1時間というのを聞いて「VRはなしでよろしいですよね?」と聞いてきた。頭ボサボサのスッピンの女が早朝に来てるんだから、仮眠だと思っているのだろう。わたしは真っ直ぐな目で「つけてください」って言った。一瞬びびってた。びびらせてごめんな。
さらに、VRの種類を選ぶやつで、体験型か見るだけの奴(ざっくり)を選択してくださいと店員は言ってきた。
「AVが見れるのはどっちですか?」って聞きたかったが、さすがに私の頭もそこまで終わっていないので、勘で後者を選んどいた。
後からそのコンテンツ欄を見たら、たぶんこっち選ぶ人ってVRAV目当ての人しかいないんだろうなと思ったし、店員にはバレてるなと思った。
ボサボサのすっぴん女が早朝からVRAVを見に来ているという事実で、店員さんの土曜日の始まりが素敵なものになることを願う。おそらくならない。



前置きはここまでにしていよいよVRAVである。

操作方法がわからなくてしばらく、画面を追いかけてチョウチョに目線を合わせてボタンをタップするチュートリアルを5分くらいやっていた。「いつになったらAV見れるんだよ!!こちとらVRAV見に来てんだよ!!」とブチ切れていたら、よく見ると下の方に「もどる」のボタンを見つけた。エッチなことで冷静さをなくす中学生男子か。
VRAVで頭をいっぱいにしながらチョウチョを追いかける謎の時間を過ごしてしまった。

そこからなんやかんやして、やっとオトナのVRの欄にたどり着いた。
そこにある動画は、自遊空間VRオリジナルのもので、一つ10分くらいのものだった。
オリジナルとはいえ蓮実クレアとか私でも知ってる有名な女優もいて、楽しめそうな感じだった。

今回私が確かめたかったのは主にいかのことである。

・女がVRAVを見るとどういう気持ちになるのか?
・女優の女の子と目は合うのか?
・モザイクはどうなっているのか?

VRAVは目の前に女性がいて、さも自分が女優と触れ合っているかのような感覚になる。男性側の主観を大事にしており、そこが一番のポイントといっても過言ではないのだが、女性が見る際にはそこが問題となると考えられる。
普通のAVを女性が見る時には、女性は自由にその目線を決めることが出来る。
女優に目線を合わせて感情移入をすることもできるし、場合によっては男優に感情移入をすることもできるだろう。
しかし、VRAVは最初から目線が男性側に絞られてしまっているため、そこの自由度が奪われているのではないか?と私は考えたのである。

後者の二つは最高ラジオで話していた内容の確認である。


そのような視点でVRAVを見た私の大まかな感想は以下の通りである。









「女の子とセックスしてる〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!」


「目が合う〜〜〜!!!!!!!」


「寝転がって見た時の臨場感〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!」


「可愛い女優がなんかケンカしながら俺のイチモツにあれこれしてる〜!!!!ケンカしないで〜〜〜(笑)」



以上です。

四文字で表すと「たのしい」でした。
女性側の視点はどうなるんだ!とかさっきめんどくさいことをツラツラ言ってましたが、普通に男性としての目線をそれはそれで楽しみました。
あんだけAVのことを真剣に考えてる時点で楽しめるのは確かですね。

ただ、女の子の部屋で女の子とイチャついている時に興味本位で後ろを振り返った時に、そこに真っ暗闇が広がっていたのは笑いました。
一寸先は闇ーーーーーー。


動画の一覧をおおかた見て、
「童貞の俺に親友が彼女のアソコを見せてくれる」っていうAVで、
親友が彼女の色んなところを見せてくれた後に目の前で彼女とセックスし始めたので「お前がセックスするんかい!!!!!!!!!!」と突っ込んだあたりで急に冷静になって、ゴーグルを外しました。



VRAVの話は以上になります。
目の前に女の子がいて、見える角度も状況によって真下だったり真上だったりするので臨場感があって面白かったです。ありっちゃありアワーでおすしさんが「VRのAVは経験人数に数えても良い」と言ってましたが、本当にしてる感覚が味わえるので、あながち間違いではないと思いました。
普段AVを男性視点で見てる女性は楽しめるんじゃないかな?と思いました。

私に関してはどっち派というわけでもなく興味本位で行ったので「女の子かわい~」くらいで純粋に楽しめました。いやもうちょっとリアル寄りにその時の感想を表すと「ふふふ!けしからん!エッチですゾ!」って感じでした。どういう目線でAVを見ているのか、自分でもよくわかってないので、もっと他の女の子に見せて感想を聞きたい。

あとモザイクは、普通のモザイクでした。
これに関しては最高ラジオを是非聴いてなんのことかご確認ください。


ウェブメディアびっくりセールは、ウェブで活躍する色んなメディアを見ることが出来てすごく楽しかったです。置いてあるものも、空間も非常にカオスで、「インターネット」が闇鍋のようにグツグツ煮立っているというイメージでした。
お目当てのものも買えて満足です。


帰りは飛行機に乗って帰ろうと思ったら、取っていた便がなんと12月のもので、そっから急いで東京駅に向かって新幹線のチケットを買いました。
早朝からVRAVを見るという経験をしたせいで日常にバグが起きたんだなと自分の心を落ち着かせて、今新幹線の中でこれを書いています。


最新のエロ技術ここにありーーーー!
ということで、VRAVあるあるを言って終わりにしたいと思います。


後ろを
向くとね
異空間


はい!はい!はいはいはい!ワオ!
あるある探検隊!!あるある探検隊!!





あれ・・・?あれ!?西川くん!西川くん!




し・・・死んでる・・・!!!!!!???!!!





このブログ普通に友人にも見られてるのでたぶん数人友達なくします。
ありがとうございました!

朝の日記

毎朝仕事に行く前にゴミ出しをしている。

実家暮らしなのだが、勤務形態が特殊で収入が少なく、家に金を入れることが出来ないので、家事全般をやっている。一人暮らしの時より家事の量は多い。タダで住まわせてもらっているので、文句は言わない。

低血圧な朝。
全然布団から出られない。声を発したくない。小さい頃から「おはよう」「いってらっしゃい」を交わさないと、返事をするまで問いかけられる教育を食らってきたので、仕方なくその程度の声は発する。

低血圧なので足先が凍えて目が開かない。
足を温めようと正座してると、猫が集まってくる。普通の猫より少し大きいうちの黒猫の重さで、身体が床に溶ける。
もうやめよう。全部やめてしまおう。
今日はこうして過ごそう。と思いかけるが、そういう訳にも行かない。

ゴミを家中から集める。
大の大人が3人と、猫が2人。我が家はゴミが多い。毎日ビールを7本は消費するので、缶ゴミのケースが埋まっていない日を見ない。

着替えるのがめんどくさくて、パジャマのまま外に出る。アホみたいに清々しい。青空が「スカン」みたいな音を立ててるみたいに思える。透明度の高い空気が、肌をなぜて通り抜ける。二文字で表すと寒い。

家からゴミ出し場までの道のりは、小学生の通学路で、パジャマでゴミを出しに行く私と、小学生は逆方向に進み、すれ違う。たまに集中力を失って通学班の列から、少しそれたりしながら、全員同じ場所を目指している。


今日も目の前が眩しくて目が開けられない。


ゴミを出したら、オジサンがチワワ散歩させていた。チワワは私に向かって、これでもかと眉間にシワを寄せ、歯を剥き出しにして、うなっている。

「こんなにチワワって顔怖いんだ」

って私は笑った。

セクシーな修羅場を聞いたことがあるか

東京事変の修羅場を聞いていて急に思い出したことがあるので書く。

もうこのブログでも何回か書いたけど昔コンパニオンのバイトをしていた。
コンパニオンとは、おじさんたちの宴会を盛り上げるために呼ばれる女の子のことである。この説明でも「どういうこと?」とアホづらで聞いてくる人には「出張型のキャバクラみたいなもんだよ!」とか言っていた。まあ正直全然違うんだけど。

キャバクラと違う所は色々あるけど、その中の一つはお客さんに特別気に入られない限りもう一度会うということがないというところだ。一応チーフになったら名刺を渡して「これからもごひいきにどうぞ~」的なやり取りをするので、ごく少ない可能性でまたその人たちが来た時に指名してもらえることもある。

まあそんな感じで一期一会でどんなお客さんとも、ほぼ会うことがないというのがコンパニオンの利点だと個人的に思っていた。

ある時入った宴席で、控室でチーフの女の子から、「この後時間ある?」と聞かれた。
「ありますよ~」と答えたら、彼女は周りの女の子に聞こえないようにコソコソしながら「実は〇〇ちゃん(私の名前)、この後アフターの指名受けてるんよね、いいよね?」と言ってきた。

それあれじゃん。キャバクラのやつじゃん。
さっきキャバクラとここが違う!とか言ってたけどキャバ嬢が客と店の外で会うやつじゃん。

街中で私服に着替えて客と飲み直すのは、友達に見られたらさすがにやばいし、何より宴席と違って守ってくれる人がいないのでちょっとこわい。普通に行きたくないなと思った。

断るそぶりをみせたら逆にチーフにはめっちゃびっくりされた。「いや…でも〇〇ちゃん呼ばれてたからな…どうしようかな…」って困ってる。なんかわたしが困らせてるみたいになってる。なんでよ。

もう一人の指名受けてた子に相談したら、「あ、私前にやったことあるよー」と普通に返された。
流されやすい体質なので、そんな感じで仕方なくいくことになった。人生初のアフターである。



待ち合わせて、普通のチェーン店の居酒屋に入る。
男5女3で飲み会開始。
仕事じゃないからなこれ。絶対何一つ話さねえからな。とか思ってたんだけど、普通に沈黙とか耐えられないので、ちゃんと話した。

話はそこそこ盛り上がった気がするけど、なんにも覚えていない。
向こうは短い時間を使って「いかに女の子に良く思ってもらえるか」とか、接待なら「女というアイテムを使っていかにこの場を盛り上げられるか」としか思っていない。
だからガチ恋みたいなことをしない限り、会話の中で人間性のピースがかっちりはまるなんてことはお互い期待していないんだと思う。(私の主観です)

まあそんなこんなで、お互いの内面の一層目をつつきあうようなトークをそこそこして盛り上がったり、たまにぐだついたりしながら飲み会は終わった。


よっしゃー!!終わったー!!!かえろー!!と愛しいお布団のことを考え始めていた所、「次どうする?」との一言。
え?おひらきでは?まだやんの?と必死でチーフに目線を送っていたのだが、チーフは「カラオケいこっかー!」と、私が一番望んでない方向への後押しをしてきた。

ここでチーフについて触れておくが、チーフは私と同い年の女の子だった。わりとふくよかな体型をしているアジアンビューティな子だ。宴席中にはまとめていた長い髪は、おろすと毛先が赤色になっている。化粧が濃いギャルというわけでもなく、普段は大学に通っている独特の雰囲気を持っているノリのいい女の子だった。
彼女はアフターという行為に慣れまくっているので、この展開がなんにもおかしくないみたいにふるまって、むしろ楽しそうにしていた。



結局そのままカラオケに行くことに。
アフターでカラオケというのは最悪の極みみたいな選択だ。暗いし。距離近いし。

で、私の隣には宴席の時から私の事を気に入ってくれていた人が来た。
ヒルズ族与沢翼みたいな顔と体型をしている。
さっきの居酒屋では離れた席にいたので、「お待たせ」みたいな顔でこっちを見ている。待っていない。ガチ恋すんな。
太めの体型の男性は好みだけど、与沢翼似に関しては、「与沢翼だな」という感想しかない。それ以上でもそれ以下でもない。

翼は「何歌う?」と私にデンモクを渡しながら言ってくる。マキシマムザホルモンを歌いたい。私はロックが好きで、マキシマムザホルモンは絶対歌うしデスボイスも出す。「不勃起日本、ケツ毛引火」って叫びたい。でも全力でデスボイスを出すような雰囲気ではない。ぶっ生き返せる雰囲気ではない。
宴席用の十八番はあるけど、とりあえず私は翼にデンモクを託して今日は聞く専に徹しようと思った。


翼は浜崎あゆみの「Days」をいれてきた。なんで?


その瞬間意気揚々と歌う翼に私は思わず噴き出してしまった。メチャクチャにうまいのだ。ビブラートとか音が上がる所とかの出し方を完全にモノにしている。しかもうまいことを自覚している歌い方だ。段々腹立ってくる。
なんだこいつ。最初から歌いたいなら歌えよ。一人で気持ち良くなるな。

「〇〇(私の名前)がいる~それだけで~心がとてぇも↑あたたかくなるぅ~~~~」

やりやがった。こいつ。ついにやりやがった。
歌詞の君のところに私の名前いれてきやがった。二文字だからって語呂よく当ててくるな。あとそれ源氏名とかじゃなくて本名だからまじで勘弁してくれ。

「〇〇を好きなままでぇ~~~~~いていいですかぁ~~↑↓↑↓」

やめてくれ。手のひらを差し伸べながらこっちを見つめてくるな。ここぞとばかりにビブラートきかせるな。

翼から受ける全力のアプローチに我慢できず、私は助けを求めようとこの一連の流れを見ていたであろうチーフの方を見た。


チーフ、お膝に乗ってた。お膝に乗って完全に男に上半身を預けていた。

目を疑った。
歌とか聞いてない。二人の世界になってる。


え…?セックスしてる…?いやしてないけど。する前のやつ?始まるやつ?

もう翼の歌とかどうでもいい。
翼すげえこっち見てるけどもうどうでもいい。見るな。


そのあとチーフが歌ったのが東京事変の「修羅場」だった。元々かわいい声をしているんだけど、それにしてもうまかった。ていうかエロかった。チーフの修羅場はエロかった。


何時間か歌って宴もたけなわとなり、その後お開きということになった。
私たちはタクシー代をもらい、おじさんたちはもといた旅館に戻ることに。本当は街から歩いて五分の所に住んでいるのだけど、多めのタクシー代をもらって、一度断るそぶりをみせつつ私はしっかり受け取った。
ようやく帰れる…。なんやかんや言って宴席から場を盛り上げ続けた女の子同士で、ねぎらいあって帰ろうとしたその時、

「じゃ!私こっちだからー!気をつけてね!」

と、チーフは膝に乗っていたおじさんと腕を組み夜の街に消えていった。





以上が私の最初で最後のアフターの経験だった。

後から、他の子に話を聞くと、彼女は割といつもそんな感じらしく、全国からくるお客さんと仲良くなり、全国にお財布オジサンを増殖させているらしい。旅行やフェスに行くとそのおじさんと会い、宿泊費やらなんやらたくさんもらうそうだ。
キャバクラと違って、お客さんが全国からくるというコンパニオンのシステムを巧みに利用した作戦である。

彼女のことをあまり良く思っていない女の子も結構いた。しかし、私は逆に「最強だな」と尊敬していた。

アフターだってなんだって、やるなら全力でやる。そしてどうせやるなら全部搾り取ってやればいい。そんなサッパリした考えを持っている子こそ、お客さんにも好かれて、結果的にたくさんのオジサンを幸せにしているのだ。

とことん搾取する側に回って、自分の人生の為にする。こういう子こそ、水商売をやるべきなのかもしれない。そんな風に思った。



今でも東京事変の「修羅場」を聞くと彼女のセクシーな歌い声を思い出す私だった。
与沢翼の声は浜崎あゆみを聞いても、与沢翼を見ても特に思い出せない。


思い出さなくても、よい。

彼女は面白くない

 

オーストラリアから手紙が届いた。


え?オーストラリアに友達なんていましたっけ?と一瞬思うが、宛名のRの文字でなるほどと思う。

今回話に出てくるRは、韓国で一緒に垢すりを受けたRである。

 

 韓国のアカスリに行ったら地獄だった話 - リハビリ人生


彼女と最初会った時、どちゃくそいかついし怖いから関わらないようにしようと思った。

ファーストコンタクトは大学のサークルでの顔合わせだった。

私が入っていたサークルは一学年100人くらいいるでかい規模のサークルで、大きな枠組みの中に何個かの部局に分かれている。その中の一つに、平和部局という部局があった。
先輩が「カンボジアに行くよ!」とか大それたことをその部局のパンフレットに書いていて、私は「なるほど、カンボジアね、まあ大学生活の経験値としてもこういうの行ってみるのもアリよね」とクソ大学生として例に漏れない思考回路でで釣られて入ったのだが、実際は企画が通らなくてカンボジアに行く活動というのはボツになってしまった。詐欺である。カンボジア詐欺。まあなんやかんや続けて私はその部局長になったりもしたんだけども。そのカンボジア詐欺にひっかけられた中の一人が彼女だった。

Rは出会った当初、頭が半分に分かれていた。俗に言うツートンというやつである。彼女の頭は真ん中でくっきり分かれて、片方が金髪、片方が黒髪になっていた。ド目立つ。
そんな個性的な外見で「平和活動に興味あります!」と言ってる彼女を見て「うそつけ」と普通に突っ込みそうになった。


さらに、その時の彼女のTwitterのアカウント名は「みんなの〇〇」だった。私を取り合うのはやめて!私はみんなのものだから!とでも言わんばかりの自信に満ち溢れたアカウント名に、私はおそれおののいていた。自分が大好きじゃないとつけられないネーミングだ。
しかし、「みんなの〇〇」というネーミングセンスはあながち間違いではなく、彼女の人脈は凄まじかった。
色んなところで色んな人と仲良くなるので、びっくりする人がRを知っていたりする。Rを知っていることで共通の話題ができて、また仲良くなれたりする。
Rが人と人との接着剤のような役割を担っているようだった。

 

Rの髪型は色んな色になっていた。
黒金ツートンから始まり、黒赤ツートン、ピンク、1度黒金の間に赤色を混ぜるというオムライスみたいな髪型になったりもしていた。

さらに、赤が好きなのか、彼女の部屋は真っ赤なカーペットに真っ赤な置物の山、日の丸のドデカイ布を壁にかけているという、完全に女暴走族のやべぇ部屋だった。遊びに行った時すぐさまUターンして帰ろうと思ったのもの事実である。


ある時からはずっと黒髪になっていたのだが、彼女の奇抜な髪型、奇抜な部屋、その他もろもろの奇抜さを目の当たりにして、「ここまでする必要ある???」と私はよく不思議に思っていた。

 

そして、あることに気づいた。

Rは実は全然面白くないのでは?と

 

Rは人気者だ。でも、実際メチャメチャ面白いことをいつも言っているかと言われればそうでもないのだ。

彼女をよく見てると、その場のノリに合わせてメチャメチャ適当なことを言ってるだけなのだ。

韓国に一緒に行った時、フェリーが大阪についた瞬間「あぁ〜ここが韓国か〜何もかもが違うな〜」とか言い出すし、韓国に着いたら「やっと大阪かー」とか言ってくる。雑。雑なのだ。
どこいっても変なノリと勢いと、動きでなんとなく面白く見えているというだけなのだ。(それが出来るというのもそもそも凄い才能なんだけど)

彼女の面白くない所に気づいて私は、なんか逆に面白いなと思っていた。

 
人気者でいつも明るいRなのだが、いつか急に「ほんとはマジで友達が少ない」とか急に打ち明けてきたこともある。
仲良くなってから、Rはそんな闇の部分をよく見せてくれるようになった。
学生時代に色々あっただとか。
彼氏に物凄い束縛をするだとか。
酒を入れないと眠れないからいつも養命酒を飲んで寝ているだとか。実はものすごく暗いとか。

私はRのそういう話が大好きだった。

 

そしてR自身から聞かなくても私はRの好きな所を何個も知っていた。

不真面目なように見せかけて誰よりも大学で自分の好きなことを誇りを持って勉強している所だとか。 

部局の活動に参加出来なかったことが悔しくて、急に泣き出した所だとか。

面白いようで実は全然面白くないみたいな所。
そんなギャップ一つ一つに人としての奥行きが感じられて、結果的に魅力的な人だなと思わざるを得なかった。 

 

 

私は大学を卒業したが、Rは今何年生なのかよく分かってない。大学を何度も休学して、海外へ留学しまくっている。“みんなのR”というのをワールドワイドに展開しているみたいだ。ブラジル人にメチャメチャ惚れられて、自分への想いを込められたタトゥーを彫られたという話を聞いて、今こそ“みんなのR”という名称を活かせよと笑ってしまった。


自由人なのか、依存気質なのか、根暗なのか、明るいのか、彼女のことはいくら経ってもよくわからない。

 

友達のことを急にブログに書いたりするのはおそらくこれが最初で最後だろう。
Rのことを急にブログで書いたのは、オーストラリアから手紙が来て、前に「わたしのこともブログで書いてよ〜」と言われてたことを思い出したからだ。


その時Rに、

「わたし中学の時、工事の関係で卒業間近に校舎がぶっ壊されてさ!それを書いてほしい!卒業とともに思い出の地がぶっ壊されていく気持ちわかる?ガシャガシャガシャガシャーー!!!って壊されていく校舎見ながら『ここにいるのもあと少しか・・・』と思う気持ちわかる?!それについて書いてよ!!!!」

って言われてたんだけど、
なんだそれ。
書けるか。めっちゃ面白いけど。


とりあえずこんなんで許してもらおう。と、肝心のRの手紙を開いたら、中国製のハガキに「オーストラリアより愛をこめて。ってこれメイドインチャイナやないかーーい!(ここで爆笑する)」と書いてあったので、やっぱりこいつ全然面白くないな、と私は笑った。

ファッションじゃない方のクズとしての自己紹介

やらなきゃいけないことが出来ない。


昔から、今一番やらないといけないことを真っ先に後回しにしてしまうクセがある。完全なる悪癖。カス。ゴミ。虫ケラ。貧乳。アル中。
なんでこんなに汚い言葉を羅列して、自分で自分を痛めつけているのかというと、いい加減自分にうんざりしているのだ。
今日もダメだった。今日は仕事が休みだったので、色々やらなきゃいけないことがたくさんあったのだが、それの一つも出来なかった。何をしていたのかと聞かれたら、何もしていないと答えるしかない。マジで何もしてない。なんか気付いたら1日終わってた。虚無。二酸化炭素を排出するだけのでくのぼう。カス。虫ケラ。貧乳。アル中。


私はずーっとそういう人生を歩んできた。
胸は今よりもう少し大きくなるだろうと思っていた中学時代。(胸の大きさは小学生から変わることはなかった)

当時はノートに日記をひたすら書いてたのだけど、高校受験のための勉強をしていた当時の日記が見つかった。そのまま文章を書く。


「お前はそのままでいいのか。本当にそのままの生き方で人生を歩み続けるのか。もう少し生き方を見直した方がいい。「明日やる」と言ってるお前に、永遠に明日なんて来ることはない。今日やれ。」


めっちゃこわい。
今読んでてメチャメチャこわかった。
全部今の自分に突き刺さってきた。
なに?こいつは誰なの?

この時オードリーにハマっていた全盛期だったので、次の日には勉強のことではなく、オードリーが出ていた番組の感想を一ページまるまる使って書いていた。びっくりした。全然反省してない。びっくりした。

堕落→反省→ちょっとやる→堕落→反省
の地獄のループを繰り返して今の今まで生きていたことがハッキリと分かる。



大学の卒業論文を書く時は、友達(秘書の記事に出てきたダイナマイトスケベのOちゃん)の研究室に勝手に居座り、Oちゃんが声優のR-18のラジオドラマを聞きながら、アニメを見ている横で、男友達(本屋の記事で一緒に鳩見に行ったヤツ)と、快楽天というエロ本を回し読みして、どのセリフが一番文学的に優れているかという話し合いをしていた。
玄関開けたら彼氏のチ〇チンまっしぐら!」と「我がパイは2個である。名前はまだない」が最優秀に選ばれた。惜しくも受賞を逃したが、「世界を牛耳るパコりマン☆ドリーム」「TPP(ティンコペロペロ)」もなかなかによかった。考えうる中で最悪の単語の組み合わせたちを並べながら一体私は何をこのブログで伝えたいのかわからないが、要するにその空間で卒論をしている者は誰1人いなかった。そのことを伝えるためにここまで、自分の価値を下げる必要もなかったなと今少し反省している。(よい子のみんな!これがさっき言っていた反省のゾーンだよ!)


そんなことばっかやってたため、卒論の進みがまぁ遅く、挙句の果てには「まあでも一日3000字とか書いたらなんとかなるから」とか恐ろしいことを言っていた。
結果、バチが当たったのか、卒論提出の一週間前に私はインフルエンザにかかり、外出禁止の中、ぶっ壊れて右上にピンク色の異空間が出来ているパソコンで、意識を朦朧とさせながらなんとか卒論を提出させた。内容どうこうよりも終わらせるということを一番の目標にして、文字を打ち込み続けた。
提出した後、学部の教授たちに卒論について色々と質問されたり、注意されたりする口頭試問は、要約すると「ふざけてる?」みたいなことを言われた部分もあったが、なんとか乗り切った。なんやかんや大学を卒業した。



ずっとわたしはこういう生き方をしている。

本当ならば、ダメ人間の烙印を押され、誰からも信頼されず定職につくこともなく、孤独に生きていかなければならないのかもしれない。

だが、ギリギリの所で、ダメなことを気付かれずに生きてる。

いっそのことダメなことに気付いてもらえた方が楽なのかもしれないが、自分の中で「出来る奴だって思われたい」という余計な感情が、人前で見栄を張らせてしまう。
割と声がでかく、その場その場でそれっぽいことを言うのが得意なので、なんとなく良いことを言ったみたいに思わせるのが私は得意なのだ。(自分でそう思っているだけなのかもしれないが)


見栄を張る→それなりの評価を受ける→堕落する→反省する→見栄を張る
の繰り返しなのである。



私はこういう生き方しかできない。


これは、私が本当にダメなやつだということに気づいて欲しいという、私の悲鳴である。
私がダメなやつだってことを知って欲しい。
意外に大丈夫だと思わないで欲しい。
マジでクソ。マジでずっとダメ。

でもそのうえでちょっと好きでいてほしい。
こんな私を好きでいてほしい。
一周回ってアリなんじゃない?って思ってほしい。だってさ、仕事がバリバリできるような奴よりもさ、ちょっと抜けてるところがある奴の方が親近感が湧くじゃん?アリなんじゃない?って思ってほしい。貧乳も、胸が大きすぎて困っちゃうよりかは、「あれ?ちょっとないな?どこかな?オッパイはどこかな?」って探せる方が、探究心刺激されていいんじゃない?って思ってほしい。
あるよりもない方がいい時もあるね!そうだそうだ!いぇーい!行くよ皆!バンザーーイ!!!!!AAAカップばんざーーーい!!!!!






・・・・・・明日からまた頑張ろう。と呟くと、
「明日なんてこねぇよ!」と中学の私から貶された気がした。
残念ながら、明日はどんな奴にでもあるらしい。

だから、また明日。

うさぎと毒ガスの島

大久野島へ行ってきた。


大久野島というのは瀬戸内海に浮かぶ広島県の島で二つの名称を持っている。

一つ目の名前が「うさぎ島」である。

その名の通り、うさぎがワンサカいる。
2013年に計測した結果によると700羽のうさぎがいるらしい。最初フェリーから降りた時はそんなにいるなんて信じられなかった。「いや、そんなにいないじゃ〜ん!」って馬鹿にしてたら、
木影とかよく見ると何羽ものうさぎがぎゅっっっって固まってる。
「え?!いたの!?」ってなる。
そんなに日陰が好きなんかい!

ほんで触ったらもうねぇ・・・
もうそれはモッフモフ。モッフモッフなの。
嬉しくなって島の外で販売してたエサをあげようとすると、膝に前足を乗せてエサを全力でもらおうとしてくる。そのわりにあげると、口にくわえてすぐに離れる。薄情な奴らめ。

あと何か知らんけどものすごい数の穴を掘ってる。
島唯一の宿泊施設がある公園内に、ボッコボコ穴が開いてるから、なんなんだろうと思ってたら、うさぎがそこにハマってる。
「これはわたしがハマるための穴です」と言わんばかりにハマってる。
なに?職員がうさぎのために穴ほってんの?って思ってたら、うさぎが自分で全力で穴を掘る姿を目撃した。穴にハマるためなら労力をいとわないプロフェッショナルたちがそこにいた。掘る→ハマる(寝る)→エサ食う→掘る→ハマる(寝る)→エサ食うの完璧なルーティーンが存在していた。

2時間近く車を運転してきて、そんなうさぎさんと、陽だまりの中にほおりこまれたらどうするって?
寝ました。気付いたらベンチで1時間くらい寝てました。連れはエサやりにハマってその間ずっとエサやっててうさぎと仲良くなってた。


あんまりにもうさぎが最高なので大きな目的を忘れそうになるが、わたしが大久野島に行きたかったのはその、大きな目的があったからだった。

もう一つの大久野島の名称が「毒ガスの島」
わたしが大久野島に行きたかった大きな理由のもう一つがこれだった。


大久野島は昭和初期、「地図から消された島」となった。旧日本軍は、島で毒ガスを秘密裏に製造することを決め、住人達を強制退去させ、毒ガス工場を作り上げた。
太平洋戦争末期には風船爆弾の風船部分も作られていたそうだ。

戦後、毒ガス製造に従事した者の毒ガスによる障害が次々と明らかになり、今でも後遺症に悩まされているらしい。
また、毒ガスが渡った中国で毒ガスのタンクが今でも見つかり、住民が気体を吸ったり、液体化したそれが体に触れたりして、今でも被害が続出しているらしい。中国政府は一刻も早い処理を日本にのぞんでいる。

毒ガス資料館から出て、再びうさぎたちと、うさぎとたわむれる人たちを見た時、なんだかわたしは笑ってしまった。

「異常な平和さだ」と笑ってしまった。

この島で毒ガスは確かに作られていたのだ。
その毒ガスは、実際に戦争で使われ、確かに人が亡くなったのだ。

ここは本来そういう島なのだ。




うさぎは鳴かない。

戦時中、毒ガスの動物実験用にうさぎが飼われていたらしい。

その頃のうさぎは全羽殺傷処分されたので、その時のうさぎの子孫はもう島にはいない。

1971年に地元の小学校で飼われてたうさぎ8羽が放たれて、繁殖して今の数になったらしい。

うさぎは鳴かない。

毒ガスで殺されたうさぎたちも。
放たれた8羽も。

うさぎの気持ちを考えようだとか、そんなことが言いたいわけじゃないんだけど、

うさぎたちが生きたということ
生きて生きて、増え続けたこと。

それがすごく、不思議で、特別で、怖くて、素敵で、うまく言葉に出来なかった。





「毒ガスの島」であり「うさぎの島」

並べるのもどうなんだという意見もあるらしいんだけど、やっぱりわたしは
「毒ガスの島」であり「うさぎの島」というのが、この島を最大限表していると思った。




島に一定数黒いウサギがいてすごく可愛かったので、家に帰って飼ってる黒猫を触ってみたら、なんかすごい硬かった。

大量のうさぎをさわってモフモフ依存症になって帰ったわたしだった。
お、最後に一言、患者が何か言いたいそうです。


ええからおめぇの尻モフらせろや!!!!!!!!!

秘す必要もないイミのない話

学生時代、色んなバイトをしていた。
その中の一つに「秘書」のバイトがある。

一応業務上の秘密を守らないといけないやらなんやらの誓約があるので、なんの秘書をしていたのかは言えないけど、小さな事務所みたいな所だったとだけ言っておこう。

仲が良かったOちゃんという女の子が、「人が足りてないからお願いしてもいい?」と頼んできたのがキッカケだった。私はその時他にラーメン屋で働いていたのだがラーメン屋は深夜22時からシフト入りで、夜間主の大学に通っている私は昼間の時間はすることが無かったのでOKした。

関係ないけど、Oちゃんは私が出会った女の子の中でベスト3に入るスケベな女の子である。ド巨乳でダイナマイトグラマーガールな彼女は、自分がエロいということを理解しており、エロさを武器にして世を渡っている。その割に働いた金すべてを声優のために注ぎ込むような中国人顔負けの爆買いを繰り返し、クレジットカードの使いすぎで上司に使い方を注意される金銭感覚の狂ったオタクとしての一面もある。

Oちゃんのスケベエピソード、その他諸々の伝説は語りだしたら3時間くらい過ぎてしまうし、おそらく彼女はいつもこのブログを読んでくれている(メチャ優しい)ので書かないが、私はそんなOちゃんが人として死ぬほど好きなので、Oちゃんの頼みには乗らざるを得なかった。


まず、秘書のバイトってどんな格好してるのか。
別に秘書というイメージから連想されるような、胸元をざっくり開けた白いシャツとタイトスカート、みたいな格好はしなくても良いです。Oちゃんがそんな格好したら完全に「爆乳フェロモン秘書ご奉仕60分」というタイトルがつく。(私はつかない)
私が働いていた所は、自由なところだったので、服装に関しては何にも気にせずに行っていた。
あと、勤務形態が、朝から夕方までで拘束時間が長いので、ド寝坊をして朝化粧をする時間がなかった日はそのまま行って昼の休憩中に家に帰って化粧をして現れて、事務所の人に「え?顔変わってない?」とよく言われていた。ほっといてよ。

やっていることはほぼ事務仕事。
会計システムを使って伝票処理とか、メールの受け答えとかそういったことをしていた。
あと、急に無茶振りで一字一句わからん資料渡されて「これpptにしといて」とか言われた時は「何言ってんの?」と思った。
精一杯やったフリして次の日のOちゃんに丸投げした。ごめん。

わたしの直属の上司は、見た目が少し怖くて物言いがとてもハッキリしているオジサンだった。彼と話す時は大抵Oちゃんの話ばかりしていた。「Oさんってお爺さん力士でめちゃくちゃ強いらしいよ」「たぶん吉田沙保里がいなかったらOさんが人類最強」「ケモノ」とかずっとOちゃんが一番強そうに写ってるお気に入りの写真を私に見せながら喋ってた。どんだけOちゃん好きなん。

事務所で2番目に偉い人が、わたしの面倒をずっと見てくれていた。上司のそばに行くと、スネ夫みたいなヘコヘコした喋り方をする調子のいい人だったが、私がパソコンを買ったばっかりという話をしていたら初期設定を全部やってくれたり、とにかく色んなことをしてくれた。

勤務が昼までだった日は車で少し遠いラーメン屋に連れて行ってくれたりもした。

「まだラーメン屋で働いてんのぉ?もう辞めなってぇ」

その人はずっと私がラーメン屋で深夜働いていることを心配してくれていた。

「女の子があんまり夜遅く出歩いちゃダメだよ〜」
「あ、ラーメン屋にこうやって連れてってること、Oちゃんには言わないでね。Oちゃん
はまだあんまり連れていけてないから」

と、とにかく優しくしてくれる。
なんでそんなに優しいんだろと思って聞いてみたら
「昔行ったフィリピンパブの女の子にめちゃくちゃ似てる」
との回答をいただいた。うれしくねぇわ。


今回のブログには特にヤマもオチもイミもはい。

結局経費削減のために、Oちゃんは残って私は辞めなきゃいけなくなったんだけど、大学卒業しても、時々あの日々を思い出す。

このバイトをする前の夏の日、私は「あなたが僕の運命の人です!」と言われて初めて付き合った彼氏に「人生の足枷」というランク激落ちの称号を下されてフられた。(そんなことある?)
まあまあ好きな人だったので「どうする?川でも飛び込む?」という心境の日々を送っていた時に、Oちゃんから誘われて、私は秘書バイトの、そんなに人に話すほどの事でもないへんてこな日々を送ることになった。

特にオチなんてないけど、たぶん何年か後に思い出すのは、こういう思い出なんだと思う。

あの時、Oちゃんに誘われて良かったし、フィリピンパブの女の子に似てて良かったし、あの人とは別れて良かったと思う。

意味がないことなんて、ないのだ。




え?なになに?
Oちゃんが、大勢の男をモノして帝国を作り上げてるって?しかも現在進行形!?


それはまた別のお話。